東京新聞 ショッパーに八起が掲載されました!
本格落語を間近で味わう
今、小学生の間で落語の「寿限無」がはやっているそうです。子ども向けテレビ番組の影響のよう。古き良き日本の文化を継承していこうとする風潮の表れとも見て取れます。地元にも毎月定期的に寄席を開いている飲食店があり、気軽に落語に親しめると評判です。
相模大野駅北口側、相模大野銀座商店街の焼肉八起(電042・748・2611)は今年二十五周年。「八起寄席」を始めてからは十八年目になります。きっかけは、知り合いに「どこかに落語ができる場所はないか」と聞かれたこと。若手落語家が腕を試す場所を探していると聞き「それならば」と店を提供することにしました。
当初は夜の営業前の短い時間で行っていましたが、人気が出たため、今は定休日を利用して開いています。毎回出演者は、落語協会、円楽一門会、落語芸術協会、落語立川流の四派から二人と前座の計三人。店内に高座を作り、寄席の雰囲気を盛り上げます。
相模大野在住の笠原宏充さん(64)は、「以前は都内の演芸場まで行っていましたがここを見つけて以来、通い詰めています。ベテランや新進の落語家の話が間近で聞けて楽しいです」と話します。
隔月で出演している落語家、立川談之助さんは「落語家の数は以前より増えていますが、寄席は減っています。もともと落語は江戸時代、茶屋の二階などを借りてしていた大衆芸能。客とより身近に触れ合えるこのような所が残っているのはうれしい限りです。
「定期的にこのような 寄席ができるようになったのは、地域のボランティアのおかげ」と、店主の唐澤章さん。近隣に住む常連客の手でチラシやポスターは製作されています。また最近は、隣の慈誠会病院の待合室で、「八起寄席」の前に出演者が、妊婦などの患者の前で落語を披露しています。かつて庶民のコミュニケーションの場でもあった寄席は、ここでは今も健在です。
「八起寄席」は開演十周年を機に、より多くの人に聞いてもらおうと、隔月でグリーンホ−ル相模大野多目的ホールでも行われるように。今月十九日に開催。前売り大人千五百円、シルバー、学生(六歳以上)千円。焼肉八起では次回は二月二日。木戸銭は一律千円です。
東京新聞 ショッパー 相模原 座間 大和地区 2004/1/15発行より抜粋